投資とトレーディング
アメリカの金利施策や、去年のコロナ禍による経済悪化などなど。。。株価格の変動性が高いときは不安になる人もが多いと思います。
今日は「投資」という行為についてライトに考察してみました。
投資(とうし、英: investment)とは、主に経済において、将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指す(現代において、生産能力の増加しない商業活動はこれに含まない)。広義では、自己研鑽や人間関係においても使われる語である。
ここでいう将来
⇒1日?1週間?1~2年?10~20年?
様々な考えがあるかと思います。私は企業に投資するならば少なくとも分岐、年単位での将来を目指すべきと考えます。それより短い将来のリターンを目指すのはトレーディングに近いかな。
もちろん投資もトレーディングも立派な経済活動だと思います。実際トレーディングでたくさん稼いだ方たちも尊敬します。ただし、トレーディングはスポーツでいうとプロリーグです。凡人がトレーディングで稼げるようになるまでは、かなりの時間と努力が必要です。一方で投資はアマチュアでも稼ぐことができます。
実際、投資なんかやったことないよ~っていうひとのほとんどは実はやってますよ。サラリーマンだったら、確定拠出年金について聞いたことある方もたくさんいるかと思いますが、それで何かしらファンドを選んだら、間接的に投資運用していることになります。長年加入していれば、長年加入していれば、なんだかんだプラスになっているでしょう。
しかし、株投資関連書籍にはチャートの見方やテクニカル分析といった、トレーディングに関する内容で構成されている場合が多いため、「株投資=トレーディング」と誤解している方も意外と多い気がします。
株の由来をご存じですか?
16世紀にヨーロッパで高く売れたコショウなどの香辛料をインド・中国などから仕入れる貿易が流行っていました。そのビジネスでヨーロッパの各国が競争し始めており、オランダでもオランダ東インド会社を設立し、貿易ビジネスをすることとしました。ただし、航海資金が足りなくて、オランダの富裕層に資金を募る必要がありました。当時は海賊の襲撃や疫病などの影響によって、船がちゃんと帰ってくるかわからないので、”私が出資します!” と名乗る方がなかなかいなかったようです。
そこで、リスク分散のためにみんなが少しずつ出資することで、リスクを分散し、船が帰ってきたら利益を配分することにしました。その時に ”いくら出資しましたよ~” っていうことを書いた証明書が今の「株」です。1日2日では船は帰ってこれないですよね。
株投資で儲かるシンプルなロジックは
「継続してビジネスができる会社」
=「継続して利益を得られる能力(可能性)を持っている会社」
=「人々(顧客)のためになる会社」
といった会社をじっくり選び、そのあとは船が帰ってくることを待つことです。