複利効果という言葉が難しい?
出典:Compounding has a branding problem
複利効果の力ほど、多くの投資家が同意するものもない。
投資マスタークラス(Investment Masters Class)には、複利効果についてのページを作成し、ウォーレン・バフェットからアドソープに至るまで、さまざまな著名な投資家たちが語った複利の効果についての言葉を集めている(詳細は以下のリンクを参照)。
たとえばセスクライアントはこう言う。
Compoundingquotes — Investment Masters Class
普通の収益率でも長い期間に渡って福利効果が発生すると、強力な、いや、想像できないとんでもない結果になります。
ミーム株に乗っかってとしている人たちが無視しているのも複利効果である。
多くの人がゲームストップのような株式の大きな変動性を経験した。
これによって、大きな収益を上げた人もいれば、大きな損失を出した人もいる。
狂乱の中では全く驚くことでもない。
ウォールストリート・ジャーナルのコラムニストJason Zweigによると
私の考えは簡単です。カリスマ性と多くのフォロワーを抱えて勢いに乗った新メシアによって、これまで散らばっていた個人投資家を終結させることができました。
しかし、フォロワーたちが賢い判断をするためには、自分たちを導いている人たちが、特殊な情報力を持つかどうかを知るべきです。
一発当てたいのは人間の本性である。
これは複利効果の誤解から発生したかもしれない。
福利効果は簡単に理解できないので、過小評価されてしまいます。
-Collaborative Fund、Morgan Housel
複利効果とせずに「チリも積もれば山となる」と解いて言わなければならないかもしれない。
投資で「チリ」とは配当金、利子、少ない取引によるコスト削減、企業が自社株を購入して上がった株価などがある。
しかし、このような「チリ」にはマスコミは興味ない。
絶対にテレビニュースには出てこない。
セス・ゴーディンは「一発当てる」のと「チリ」の違いを言ったことがある。ちりと複利効果は全く同じではないが、似たような面が多い。ゴーディンはこう言う。
チリを集める人は、一発を狙って待まつことを嫌がります。なぜなら待っている間に「チリ」が無駄になるからです。
チリを無駄にしてはならない。なぜなら、ゲームストップ話のように、常に一発に依存することもできないし、狙ったところで一発当てられるわけでもない。