人生をより楽にしてくれる投資戦略
出典:The Investment Strategy That Makes Your Life Easier
アメリカの株式市場は、2007年秋の金融危機が訪れ、2013年の春になってようやく同じ水準まで回復した。
しかし、当時のS&P500は、すでに2009年3月安値から150%以上上昇していた。
30%以上上昇した2013年に、S&P500は45回にわたって史上最高値を更新した。
当時の人々は、株式市場があまりにも早く、あまりにも多く上昇したと心配していた。
しかし、株式市場は気にしていなかった。
2014年には53回、2015年には10回、2016年には18回ずつ、史上最高値を更新した。
その後2017年には62回史上最高値を更新し、2018年には18回史上最高値を更新した。
その後2019年には再び30%以上上昇し、35回の史上最高値を更新した。
もちろんこのようなことが続くとは限らない。
そして、新型コロナが迫ると、確かにそうなるように見えた。 昨年3月に経済封鎖が始まり、13回の史上最高値の突破でパーティーは終わったように見えた。
少なくとも数ヶ月の間にはそうだった。 しかし、株価は反発し、その年の残りの期間中にまた19回以上の史上最高値を更新し、合計32回の史上最高値を記録した。
2021年に米国の株式市場は、2月8日基準で8回の史上最高値を更新した。これは2013年以来、281回の史上最高値を記録することになった。
そのすべての過程で高い株価、FRB、政府の負債、金利、バブルについて多くの否定するものがあった。そして正しく言えば、調整と崩壊もあった。
2013年以来、S&P 500は-12%、-13%、-10%、-20%と-34%の下落を見せた。しかし、毎回、史上最高値に戻ってきた。
投資はどんな環境でも常に難しい。損失は痛みを伴うし、株価はさらに下落しそうで、下げ相場ではより難しい。そして株価が上昇するときは、今が高値かもしれないという心配より、他の人だけお金持ちになることの恐怖心から発生するフォーモ(FOMO)をと向き合るので難しい。
このようなそれぞれの株式市場の環境から発生する投資の難しさに対処するために、状況を単純化する必要がある。たとえば、株式市場がどうであれ、定期的に買い続けることだ。
定期的に投資する方法(積み立てる方法)は、市場のタイミングを読むときに発生する内在的ストレスを完全に排除できる。 打ちやすいボールが来るまで待つとか、靴磨き少年にヒントを求める必要もない。株式市場よりも先を読む必要もなく、自分だけ追い越せば大丈夫だ。
もちろん天才的な戦略とは言い難い。単純に投資を状況などに関係なくすることである。
しばらくは買い集めることに集中する計画である。時にはかなり高価で買うし、時には大きく下がったときに買うし、時には数年間に横歩きしているときに買うことになるだろう。したがって、平均的には非常に満足できるようになる。
極端な話で、ビットコインで考えてみよう。
ベンは2017年に気が狂ったような値上がりを経験したくて、少しのビットコインを買ってみた。その後、買収単価より80%も下落を経験した。その後も散発的に数回買ってみたが、昨年から方程式の変数から「推測」を排除するために、単純に定期積立で購入することにした。
今は決められたスケジュールに基づいき、定められた金額分だけ購入している。
ベンは性格上、上昇する時よりも下落しているときに買うことが、より簡単に感じられる。 ただ勝者に便乗する投資法ではない。行動ルールが必要である。そうでなければ、価格がどんどん上昇する資産を買い付けるときに、難しい問題になる。
しかし、定期積立式にしておいたので、ビットコインが1万ドルのとき、2万ドルのとき、3万ドルのときには、4万ドルでも、買収することができた。 もし事前計画がなかったら、価格が上昇しているときに買い続ける勇気はなかったと思う。
それぞれの買いタイミングの一部が暴落前の高値付近になるのでは?
確かにそれはあり得る。
それを事前に知ることができるか?
とんでもない。
完璧な戦略なのか?
違う。しかし、完璧な戦略は存在しない。
定期積立式投資のメリットは、時間と市場環境に応じて多様化することができるので、購入タイミングを心配する必要がないということだ。