【APPL】2021年第1四半期 Appleの振り返り
出典:Apple Stock’s 2021 Journey Through March - Apple Maven
アップルは2021年第1四半期に8%下落し取引を終えた。三ヶ月間のアップルの歩みから、第2四半期にも苦しい状況が続くかみてみよう。
2021年第1四半期が終わった。この期間は、株式市場の勝者(小型株、景気循環部門)と敗者(高評価された株、景気防御部門)で分かれた。アップルは2020年に眩しい成果を記録した後、下落トレンドとなり、第1四半期は年初比8%下落で終了した。
過去の成果
過去10年間、Appleは第1四半期には平均6%の収益率を上げてきた。こういった歴史と比べたら、2021年1月から3月までは異例な動きを見せたとも言える。
リスクに関して、アップル株価の年間変動性は33%で、過去10年の平均よりも5%高い水準だった。1月末から3月上旬のわずか6週間で高値からの下落幅は19%に達した。
(アップルの2011年以降、月別推移)
株式市場よりも低い収益率
アップルの8%下落に対し、S&P 500は6%上昇を記録した。しかしこの数値は2021年第1四半期の株式市場の動きを説明するにはあまり相応しくない。アップルとより関係性が高いいくつかの指標を確認してみよう。
- ハイテク株中心のナスダック総合指数は+2%で小幅上昇した。
- 技術部門は1%以上上昇した。
- 必須消費財部門は5%上昇した。
- アップルを除いて、同じ加重平均で評価したらFAAMGは9%上昇した。
上昇と下落時に起きた事
年初以来、アップルの株価を牽引した重要な要素について理解するために、最高の成果と最悪の成果を上げた日々を見てみることが役立つかもしれない。
下落時
- アップルは3月8日4.2%下落し、2020年10月以降、最悪の1日を記録し、11月以降最低値を記録した。その背景には、議会で新型コロナの救済法案を処理され、10年債利回りは1.6%でより上昇した日である。このような要因は、経済の再開と関連銘柄には追い風だが、技術成長株には良い話ではない。
- 1月の最終取引日にも3.7%下落した。 前の日に株価が3.5%下落した続きだった。わずか数日前、Appleの第1四半期の業績が史上最高値を記録した中で現れた「噂で買って、ニュースで売れ」現象だった。
上昇時
- 1月21日、アップルの株価は3.7%上昇し取引を終えた。第1四半期の業績発表を控えて6営業日連続上昇日だった。最後の四半期、アップルが印象的な業績を記録したことが、ますます明らかになっていた。投資家は熱狂的な反応を見せた、最終的には分岐後半に入りトレンドが変わった。
- アップルは3月1日に四半期最高の収益率を記録した。まず、2月に8%の下落後の反発買いが流入した。また、新型コロナの流行が始まって以来、米国内のすべてのアップルストアが初めて再オープンした。最後に、ウォーレン・バフェットがバークシャー・ハサウェイの株主書簡でアップルを賞賛し、楽観的な雰囲気を造り上げた。