アメ株クラブ

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米国株・アメリカ株投資に役立つ情報を共有していくブログです。たった1人の方でも何かしら役立つ情報やインサイトが得られれば幸いです。

いま必要なのはポートフォリオ多様化?

出典:Is Diversification Finally Working?

 

投資における悪い行動

過去10年間で株式市場ではよく知られていなかったが不思議なことの一つは、「悪い行動」が「補償」を受けてしまうことである。 

金利を追いかけてはならないが毎年金利が下落したため、金利を追いかける戦略がうまくいった。 

デイトレーディングや短期的な株式投機はしてはならないが、2020年はデイトレーディングと投機で経験の浅い新人投資家も大きい利益を上げられた。 

自国偏向になり単一地域に投資が集中してはならないが、2008年の金融危機以来にアメリカの株式市場は世界の他の市場を踏みつぶしてきた。

一つのセクター(業界)に集中してはならないが、テック部門は数年間に市場の他の部門を支配してきた

ウォーレン・バフェットや他の効果的なアドバイスに従うよりも、株式市場ははるかに長い間、非理性的な状態を保つことができる。

昨年春に新型コロナの大流行が世界を襲ったとき、悪い行動たちはより加熱された様子だ。これらのほかに、他のどんなところに投資した人は公平とは思えなかった。

その後、9月頃に面白いことが起きた。 

 

 

 昨年9月、ハイテク株の暴落

 

 

他のすべてのものがハイテク株を越えてきた。(上記の図)

小型株、価値株、中型株、新興国株、海外先進国株、さらに商品まですべてのものが、以前のナスダック100を上回った。

エネルギーと金融セクターのように、今まで考慮されていなかった業界もハイテク部門を大幅に上回った。(以下の図)

 

 

正しく言えば、6カ月以上進行している。期間を3年、5年または10年に拡大すれば、まだハイテク部門がすべてを圧倒している。短期間の動きではこのような傾向を把握するのは難しい。 

流れが変わったか?一時的な現象か?

これからが本当に難しい。

現在、傾向が変わったのか、もしくは一回限りのヘッドフェイクに過ぎないか。 

財政政策が経済成長、インフレもしくは金利上昇を導き、最終的にバリュー株を魅力的にさせられるか。 

米国ドルの価値が下落し、最終的に新興国と海外の株式市場がより優れた成果を見せるだろうか。

小型株が大型株に引き続き、今後数年間に渡って優秀な成果を持続できるだろうか?

私たちは、平均回帰の軌道にあるだろうか、それとも単なる反転後の既存の傾向に戻って行くだろうか?

誰もがこのような質問に対する答えは持っていない。残りの株式市場が意味のある成果を出すだろうと主張できる理由と同じくらい、ハイテク部門が株式市場を支配し続けると主張できる根拠も多い。

投資の世界で難しい理由は、道路のような明らかな信号機のようなものがないからだ。 バリュー株が優れた成果を出してハイテク株が悪くなるようなトリガーはない。株式市場が一般的に動作する方式がそうである。 

 

ポートフォリオ多様化

ここで、唯一の答えは、ポートフォリオの多様化である。

そう!ポートフォリオの多様化には、その中にいつも成果が悪い資産が含まれている意味でもある。しかし、株式市場のいくつかのセクターに投資を分散させておけば、極端な状況を避けられる。過去10年以上のハイテク株が見せてくれたように、このような極端な状況では素晴らしい収益が含まれる可能性もあるが、膨大な損失が含まれる可能性もある。

たとえば、1995年から1999年までのナスダック総合指数は449%上昇し、年間40%以上の収益率を記録した。かなり良い結果ではないか? その後、2000年には39%、2001年には20%、2002年には31%の損失が続いた。これは3年の間に合計66%の損失であった。 

現在のハイテク株はインターネットバブル時と全く同じではない。しかし、2012〜2020年ナスダック指数は453%、年平均21%上昇した。1990年代後半のような年間利回りはないが、9年間の20%以上の年間収益率はかなり良い方だ。 

今後も同じような損失ラッシューが続くだろうか。それはわからないが、ありえなくはない。また、平均への回帰が行われハイテク株のパフォーマンスが悪くなることもあり得る。 それとも、ハイテク株が常に先を行く新たなパラダイムに移行している最中である可能性もある。 

ポイントは、それは誰も知らないし、知っているという人がいれば、その人は株市場の歴史や人間の本性を十分研究していない人である。幅広い投資対象、資産、地域全体に投資を分散させることが「これからどうなるか全く分からない。」という立場からできる最終的な投資方式である。

未来を予測することができない私たちにとって一番良い投資方式は、ポートフォリオの多様化である。