アメ株クラブ

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インフレ、心配する必要あるか?

出典:Let's Talk About Inflation - Pragmatic Capitalism

 
アメリカの消費者物価指数報告書が発表された。次はいくつかの重要な点である。 

  • すべての項目の指数が2008年9月以来最大の上昇率を記録した(4.2%)。
  • 4月の中古車指数は10%上昇し、1953年以来最大の上昇率を記録した。
  • 4月のコア指数(例えば、食品やエネルギー)は0.9%上昇し、1982年4月以来大幅な上昇を記録した。

多くの人々が1970年代の状況と同じようになるかと心配している。しかし、過剰反応をしないように注意しなければならない。その理由は次の通りである。

 

1)このような数値は膨らんでいる

物価指数は2020年5月に256ポイントでよろしくなかった。なので前年同期比としては新型コロナの影響により誇張されている。基本的に昨年の4月と5月は景気悪化により物価も崩壊していた。 

そして今、経済が再び活性化されてきているので、昨年と比較するとベース効果により、ほとんどの数値が誇張されるはずである。3〜4%程度の上昇は良いシグナルであり、衝撃を受ける必要はない。 

ここで今の数値に比べて、将来の数値は、どのようになるか考えてみよう。 基本的に、4.2%のインフレが持続するためには、中古車のような特異な項目の価格が引き続き高騰しなければならない。 しかし、非常に可能性が低いことである。

 

 

すべてのことを考慮すると、夏の間ベース効果が持続するので、数ヶ月間はインフレ数値がより高く見えるだろう。

 

2)数値は急激に上がったいくつかの要素に大きく影響を受けた

中古車がコアCPIの0.35%貢献した。ホテルのレンタカーを加えるとコアCPIの上昇分のほぼ半分ぐらいは指数を構成する部門の5%にすぎにない部門から発生している。このようなことが続く可能性は低い。たとえば、昨年のような中古車価格の高騰は続かないだろう。それよりは、これから1年後にそのようなものの価格が物価を低下させる可能性が高い。

 

マンハイム中古車指数)

 

3)上記のような考えが間違っていたら?

昨年の木材価格が4倍上がることは誰も予想していなかった。経済で供給に関する奇妙なことがたくさん起きている。今のように高いインフレの数値が持続しないと確信しているが、奇妙な環境でマクロ経済で起きている多くのことは未来を確信できなくする。インフレの期待値もそう言っているようだ。 

債券投資家はここで少しリスクヘッジを行っている。FRBの一時的な状況という言葉を信じてみたいが、FRBがこの期待値をより高めているようだ。FRBは景気回復が加速すると見ている。ジェローム・パウエルは4%のヘッドラインインフレーションをあまり気にしていない様子である。彼が気にしていることは年末の失業率が4%になることだろう。そうなれば、次は物価を心配し始める。

 

(2年間のインフレーション期待値)

個人的には、自分がFRBを運営するとしたら、言葉を変えて貸借対照表の縮小について話し始める。消費者物価だけでなく、経済的に心配するものがたくさんある。不動産市場が搖れており、人々は楽しみのためにミーム仮想通貨(ドージコインなど)を買っている。ゲームストップのような銘柄が急騰しており、いたるところで投機ブームが吹いている。資産価格はFRBにとって主要な事ではないが、すべての種類の価格変動が尋常ではない

 

結論としては今過剰反応する必要はない。今の状況は一時的なものであり、やがてインフレ率は再び3%台に回復されるというFRBの意見は正しいと思う。