アメ株クラブ

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2021年 ウォーレン・バフェットの「株主への手紙」 まとめ

出典:Buffett’s ‘Tone Deaf’ Annual Letter Skirts Major Controversies

 

ウォーレン・バフェットは、先週の土曜に恒例の株主への手紙を送りました。バフェットの今回の株主への手紙とバークシャーの年次報告書に記載あった主な内容のまとめです。

1. 企業買収よりは自社株買い

バフェットが保有している莫大な現金の投資先探しが難航している中、バークシャー史上最大の247億ドル相当の自社株を購入した。 バークシャー昨年末以降も自社株を買い続けており、今後も継続する可能性が高いと発表した。

2020年、大規模の企業買収が行われていないため、自社株買いを行い、お金をかけずに株主様のバークシャーの所有価値を5.2%増やしました。

バークシャー保有している現金は2020年4Qに1,383億ドルで5%の減少に留まった。近年は現金が増える速度に併せて投資を進めることに苦労しており、代わりに自社株を買い取ることを選んだ。

2. アップルはバークシャーにとってBNSF鉄道ほどの価値がある

バークシャー保有している1200億ドル相当のアップル株は、バフェットが10年間造り上げた鉄道事業と同じ価値を持つようになった。2016年からアップルの株式を買い始め、総投資額は311億ドルだった。以降、アップルの株価が急騰し、保険事業と2010年に買収を完了した米国鉄道会社BNSFとともにバークシャーの3大資産になった。アップルはバフェットの投資方式の断面を示す。非常に有名なブランドであり、世界中で事業を展開し、利用者がハマってしまう製品を売っている。

以前バフェットはテック株への投資について懸念していた。それは会社を十分に理解できないからだと言ってきた。しかし、コムズとウェシュラーというポートフォリオマネジャーが合流し、ハイテク分野の投資に深く関与させた。バークシャーはアップルの他にも、アマゾン、スノーフレークベライゾンの株式を増やした。

3. 372億ドルの企業買収は誤り

バフェットは、5年前にプレシジョン・キャストパーツ(PCC:航空・宇宙、軍事、医療産業向けに金属製品の製造メーカー)を372億ドルで買収したのは誤っていたと認めた。

その会社に多くのお金を支払いすぎました。他の人のせいで判断を誤ったことではありません。PCCが正常化したときの潜在的利益を楽観的に予想していました。

昨年バークシャーはほぼ110億ドルを減価償却したが、主に航空宇宙、エネルギー産業機器メーカーであるPCCに関連するものだった。新型コロナの大流行が主な理由だった。航空会社がジェット機を運航できず、既存の運航スケジュールを減らしたことで、PCCは需要が急減し苦しい経験をした。運航が減少すると、交換部品及び新しい航空機の需要が減少する。バークシャーの年次報告書によるとPCCは昨年、約40%の人員を削減したという。

4. 鉄道・製造部門のおかげで収入増加

新型コロナの大流行がバークシャーの企業集団に引き続き影響を及ぼしているにも関わらず、バークシャー20年度4Qの営業利益は、前年比14%増加した。2010年に買収以降、BNSFは最高業績を記録するとともに、製造業部門も2019年半ば以来、最高の四半期決算を記録したことによるものである。

5. オマハを離れロサンゼルスに

過去、数多くのバフェットのファンはバークシャー株主総会を見るために、本社があるネブラスカオマハに集まった。今年このイベントは、西海岸に移動して行われる予定である。バークシャーは新型コロナの大流行により、まだオンラインで行われる予定だが、撮影場所はロサンゼルスになると述べた。バフェットの相棒であるチャーリー・マンガーの故郷に近い場所である。バフェットとマンガーもちろん、重要なパートナーであるグレッグアベルとアジトジャインも一緒に質問に答えることになった。

バークシャーの本社近くに住んでいるバフェットとアベルは、昨年の株主総会で暗いステージと18,000席の空席及びカメラと向き合った。そのため2022年に行われる対面での株主総会を期待していると述べた。

 

※2021年の株主への手紙は、以下のリンクを参照

https://www.berkshirehathaway.com/letters/2020ltr.pdf